2012/6/19 火曜日

休日のひととき

先日、お休みの日に福山美術館(広島県福山市)の
山下清展へ行ってきました。

私の中で山下清は、ドラマの中でランニングに短パン姿、
おにぎりが大好物というイメージしかありませんでした。

3歳の時に消化不良の後遺症で、言語障害と知的障害に
なってしまったそうですが、障害者施設にいる時に、
ちぎり紙細工に出会い、次々と作品を作り、
「日本のゴッホ」と呼ばれるほどの画家だったことを知りました。

驚いたことに作品のすべてが写生ではなく、
見た景色を後日、思い出してちぎり絵にしているというのです。

まだちぎり絵を始めたばかりの初期の作品で、
学校での身体検査の様子がありました。
横に当時の写真が並べてありましたが、
まるで写真を見ながら作っているかのように
寸分違わぬものだったのにはびっくりさせられました。

作品に添えられているコメントは、
名前の通り清らかな心で素直な表現のため、
会場のあちらこちらから、観覧者の「クスクス」という
笑い声が聞こえていました。

特に山下清がヨーロッパを旅行した時に、
スイスの有名な時計店で、金魚鉢の中に金魚と一緒に
時計が入っているのが不思議でしょうがなかったのでしょう。
「外国の金魚は時計も読めるのかな?」というコメントには
思わず声を上げて笑ってしまいました。

作品や添えてあるコメントを見ていくうちに、
どんどん引き込まれていき、昼食を取るのも忘れるほど
見入ってしまい、気がついたら4時間もたっていました。
もう一度、最初から見たい衝動にかられましたが、
会場を後にしました。

見終わった後に、どう表現すればいいか言葉がみつかりませんが、
とっても優しい人に出会えた時の安らぎを感じることができました。
でも、もうこの世にはいらっしゃらないんだと思うと、とっても残念です。

皆さんも機会があれば是非、行って見てくださいね!

                    
                       岡山店 田辺

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