2013/10/4 金曜日
心が洗われる音色
先日、とあるご縁から会食の場で
「東京交響楽団」のヴィオラ奏者の方の生演奏を
聞かせていただけるという機会がありました。
「心が洗われる音色」という言葉がふさわしい演奏で
しばし時が過ぎるのを忘れてしまうほどでした。
これだけのすばらしい音色を奏でるには、
尋常ではない努力と時間を費やされたのだろうと思いましたが、
3歳の頃から1日たりとも楽器にさわらない日はなかったそうです。
写真はヴィオラ奏者の方が所有しているヴィオラを
撮らせていただいました。
1746年のモノだそうで、とても美しい木の艶感があり、
ため息がでるほどのすばらしい曲線でした。
こんなにも美しい曲線を作り出せる技術のすばらしさにも
改めて感動してしまいました。
ヴィオラの中には表板と裏板を直接つなげる唯一の棒である
「魂柱(たまばしら・こんちゅう)」があり、
魂柱により音が裏板まで振動し、
楽器全体に音が響くようになるのだそうです。
まさにその名の通り、楽器に「魂柱」があることにも感動しました。
また、人との出会い、人との相性があるように
楽器も「出会い」と「相性」があるとの事で
こちらの楽器とは運命の出会いだったそうです。
色々なお話を伺い、久しぶりにオーケストラの演奏を
聴きに行きたいと思いました。
■東京交響楽団 TOKYO SYMPHONY ORCHESTRA
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ネットオフィス 山中