2015/4/14 火曜日
大自然という本
先日、兵庫県立美術館で行われている
「ガウディ×井上雄彦展」 を観に行ってきました。
スペインの未完の大聖堂“サグラダファミリア”を手がけたガウディ氏の世界を
漫画「スラムダンク」、「バガボンド」などで有名な井上雄彦氏が表現しています。
私が見た中で、とても印象的だったガウディ氏の言葉を紹介します。
「 偉大な本、常に開かれ、努力して読むに値する本、
それは、大自然の本である 」
幼い頃、体が弱くて自然の動植物を観察して過ごす事が多かったらしく、
この言葉どおり、建築物は自然からインスピレーションを受けているような
装飾が沢山ありました。
建物の内側の採光も、まるで木漏れ日の中にいるようになっていて、
自然が作り上げた世界をそのまま建築物にしたという感じなので、
私たちが山などに行って「あ~空気が綺麗で木に囲まれて気持ちいい~!」
というのが、そのまま建物内でも感じられそうな印象でした。
今も創りつづけられているサグラダファミリア聖堂。
完成は2026年の予定だそうですが、
ここまでくると完成して欲しいようなして欲しくないような・・・笑
聖堂にあるファサードには聖書の言葉が各国の言語で彫刻されているそうですが、
日本語訳は井上雄彦氏の文字が使われているそうです。
正直、私は芸術的な難しいことはわかりませんが、
観終わる頃には、スペインまで行って実物を見てみたい!!!
となるくらい、五感を刺激されていました。
美術館に行くと、ちょっとした非日常の時間が過ごせて、
自分の知らなかった世界を感じることができるので、
これからも時々足を運びたいと思います。
神戸店 貝塚